砲弾(読み)ホウダン

精選版 日本国語大辞典 「砲弾」の意味・読み・例文・類語

ほう‐だんハウ‥【砲弾】

  1. 〘 名詞 〙 火砲用の弾丸。大砲のたま。〔日誌字解(1869)〕
    1. [初出の実例]「あの空中にぱっと散る敵の砲弾…」(出典:一兵卒の銃殺(1917)〈田山花袋〉一二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「砲弾」の意味・わかりやすい解説

砲弾
ほうだん
(cannon) shell

口径 20mm以上の火砲から火薬 (→装薬 ) によって発射し,対象物の殺傷,破壊に用いられる弾丸。弾体,炸薬,信管,雷管から成り,徹甲弾 (戦車装甲砲台ベトン貫徹,破壊する目的のもの) ,榴弾 (構造物などの破壊用) ,散弾,榴散弾 (人馬の殺傷用) ,特殊弾 (焼夷弾,照明弾) など各種ある。火薬は無煙火薬を用いるが,弾丸と一緒になっているか別になっているかによって固定式,半固定式,分離式に区別される。艦砲の砲弾は,徹甲弾,通常弾,対空弾,照明弾などがある。

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百科事典マイペディア 「砲弾」の意味・わかりやすい解説

砲弾【ほうだん】

弾丸

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世界大百科事典(旧版)内の砲弾の言及

【弾薬】より

…以下ではおもに最も狭義の場合について述べる。 一般に,口径20mm未満の火器に使用される弾薬を小火器弾薬,20mm以上の口径のものに使用される弾薬を火砲弾薬という。いずれも火薬の力で発射され,人員の殺傷,車両や艦艇や資・器材の破壊,航空機の撃墜などに用いる。…

※「砲弾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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