糅てる(読み)かてる

精選版 日本国語大辞典 「糅てる」の意味・読み・例文・類語

か・てる【糅】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]か・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 混ぜ合わせる。細かにきざんで混ぜる。
    1. [初出の実例]「沈木といふことを知らずして、薪に交(か)てて竈に焼(た)く」(出典日本書紀(720)推古三年四月(岩崎本訓))
    2. 「賤者の物を買とてかててと云は増する心歟。一向片言歟。非増義交ふる心也」(出典:壒嚢鈔(1445‐46)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android