糸球体ろ過値(読み)しきゅうたいろかち

栄養・生化学辞典 「糸球体ろ過値」の解説

糸球体ろ過値

 糸球体ろ過速度糸球体ろ過量ともいう.単位時間に糸球体がろ過する量.ある物質が一定時間にクリアランスされる量で表示される腎機能の指標となる数値

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の糸球体ろ過値の言及

【腎機能検査】より

…この場合,ある物質とは腎臓で代謝されず,また腎機能に影響を与えないものであることが必要である。また,その物質が糸球体でろ過され,尿細管から分泌も再吸収もされないものの場合はクリアランス値は糸球体ろ過値に等しく,一方,1回の腎循環でほとんど尿中に排出されるものの場合は腎血漿流量に等しくなる。前者に相当する物質にはクレアチニン,イヌリンなどが,後者に相当する物質にはパラアミノ馬尿酸(PAHと略す)がある。…

※「糸球体ろ過値」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android