糸萱新田村(読み)いとかやしんでんむら

日本歴史地名大系 「糸萱新田村」の解説

糸萱新田村
いとかやしんでんむら

[現在地名]茅野市北山きたやま 糸萱

せりさわ村の東にあり、集落を東からしぶ川が西流している。芹ヶ沢村を親村とする新田村であるが、開発の年代は明確でない。寛文二年(一六六二)の開発というが(諏訪史)、「諏訪郡諸村旧蹟年代記」には「寛永十六年高三拾七石三斗一升五合壱勺 糸萱新田 宗五郎」とある。いずれにせよ、新田として允許された当時は一〇軒で、この家々は「百姓じつ軒」とよび、草分百姓としてかなりの恩典に浴した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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