紅の筆(読み)クレナイノフデ

デジタル大辞泉 「紅の筆」の意味・読み・例文・類語

くれない‐の‐ふで〔くれなゐ‐〕【紅の筆】

軸の赤い、婦人用の筆。転じて、恋文
「ふみそめて思ひ帰りし―のすさみをいかで見せけむ」〈金葉・恋上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「紅の筆」の意味・読み・例文・類語

くれない【紅】 の 筆(ふで)

  1. 女性用の軸の赤い筆。転じて、男女贈答の恋文。
    1. [初出の実例]「ふみそめて思ひかへりし紅の筆のすさみをいかで見せけん〈小大進〉」(出典:金葉和歌集(1124‐27)恋上・三九〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む