デジタル大辞泉 「恋文」の意味・読み・例文・類語
こいぶみ【恋文】[書名]
丹羽文雄の小説。戦後の東京の恋文横丁を舞台に、かつて愛し合った男女の悲しい再会を描く。昭和28年(1953)発表。同年、田中絹代監督、木下恵介脚本により映画化。スター女優だった田中の初監督作。
《原題、〈オランダ〉De liefdesbrief》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦44センチ、横38センチ。撥弦楽器のシターンを持つ女主人が女中から手紙を受け取り、当惑の表情を浮かべている場面を描く。アムステルダム国立美術館蔵。