紋船(読み)あやぶね

精選版 日本国語大辞典 「紋船」の意味・読み・例文・類語

あや‐ぶね【紋船・綾船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 模様のある船。〔言塵集(1406)〕
  3. 室町時代から琉球国薩摩国島津氏の世主嗣立に際し、祝儀言上のために一代一度を正規として派遣した使節船。船が美しく装飾してあるところからいう。薩摩では俗に龍舟と呼んだ。文明一三年(一四八一)より慶長一六年(一六一一)まで一三回の来船があった。〔薩州旧伝記(江戸中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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