経済静学(読み)けいざいせいがく

精選版 日本国語大辞典 「経済静学」の意味・読み・例文・類語

けいざい‐せいがく【経済静学】

〘名〙 経済理論の一つ。時間的な要素を含ませないで、需給価格など経済諸量の相互関係を分析する経済理論。⇔経済動学

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の経済静学の言及

【経済動学】より

…経済諸変数の異時的因果関係によって生起する,時間の経過にともなう経済変動の特性を解明することを目的とする研究。これに対し経済静学economic staticsは,ある時点または1単位期間における経済の均衡状態(短期均衡),あるいは時間を通じて不変な状態,いわゆる定常状態(長期均衡)の特性を明らかにしようとする。たとえば国民総生産(GNP)についていえば,固定資本は労働人口などとともに国民総生産に影響を及ぼす重要な要因であるが,固定資本設備の建設期間は長いので今年度の投資は直ちには生産力として稼働しえない。…

※「経済静学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android