要素
要素とは、HTMLで文書のタイトルや段落、XMLでデータの行(レコード)や列(カラム)など、コンピューターに解釈させたい部分のことである。人間は改行や空行、文意などから、文書のどの部分がタイトルでどの文が段落なのかを判断できる。しかし、コンピューターにはどの部分が何の要素なのか解釈できないので、タグを付けて要素の範囲や意味を表す。つまり、タグによって要素を作るのではなく、人間にとって自明の要素を、コンピューターに解釈させるためにタグを付ける。たとえば多くのDOM実装では、HTML文書のhead要素とbody要素は、たとえheadタグ、bodyタグが文書に存在しなくてもインターフェイスを通じてアクセスできる。HTML文書であれば、たとえタグが存在しなくても、空のhead要素とbody要素が存在すると考えるからだ。開始タグと終了タグHTMLやXMLでは、開始タグと終了タグで文字列を囲んで要素を表す。ただし、画像をWebブラウザーに表示させるHTMLのimg要素を「」と記述するように、要素によっては終了タグが不要の場合もある。
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よう‐そ〔エウ‐〕【要素】
1 あるものごとを成り立たせている基本的な内容や条件。「危険な要素を含む」「犯罪を構成する要素」
2 物を分析したとき、その中に見出されるそれ以上簡単にならない成分。「色の三要素」
3 法律行為または意思表示の内容において、その表意者に重要な意味をもつ部分。
4 数学で、集合をつくっている一つ一つのもの。元(げん)。
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ようそ【要素】
① 物事を成り立たせているもの。また、物事の成り立ちに関与している成分や性質。
② 集まっているもの、または組み合わさっているものの一つ一つ。それ以上分析できないもの。
③ 〘法〙 具体的な法律行為・意思表示において、その行為者に重要な意義をもつ部分。
④ 〘数〙 集合を構成している一つ一つのもの。元げん。 〔「哲学字彙」(1881年)に英語 factor の訳語の一つとして載る〕
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よう‐そ エウ‥【要素】
〘名〙
①
事物または事物の特性が成立したり、その効力を発揮したりするのに欠くことのできない成分・条件。〔哲学字彙(1881)〕
※
暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉一「立派と云ふ中には大きさ、或ひは豊さと云ふ要素もなければならぬと彼は思ってゐる」
② 法律行為の内容の重要な部分で、意思表示をする者にとって、特に重要な意味をもつところ。たとえば、売買契約では、ふつう目的物の種類や性質、代金額などが要素となる。
※民法(明治二九年)(1896)九五条「意思表示は法律行為の要素に錯誤ありたるときは無効とす」
③ 数学で、集合や行列などを構成する個々のもの。元。
[補注](①について) 明治初中期には類義語として「元素」「
原素」も使われ、
坪内逍遙の「
当世書生気質‐七」には、「自惚
(うぬぼれ)の原素
(ゲンソ)が多いだけに」のように「原素」を用いている例と、「要素」を用いている例の両方がみえる。
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世界大百科事典内の要素の言及
【元】より
…ある集合を作っているおのおののものを,その集合の元,または要素という。例えば,実数全部の集合Rについては,各実数がその元(要素)であり,自然数全体の集合Nについては,1,2,3,……がその元である。…
【集合】より
…数学で記述を整理し明確化するために,19世紀後半に導入された概念。素朴には,〈思考の対象として明確な意味をもつもので指定した範囲内にあるものを集めたものを集合といい,その集められたものをその集合の元または要素という〉といえばよいが,多少の補足が必要である。 まず,われわれは物を区別したり,まとめたり,ときに応じて適宜処理している。…
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