精選版 日本国語大辞典 「経聖」の意味・読み・例文・類語 きょう‐ひじりキャウ‥【経聖】 〘 名詞 〙 仏道修行のため、日本六六か国を巡って、各国の霊場に主として法華経を奉納して歩いた回国(かいこく)の行者。[初出の実例]「或有六十六部回国之経聖負笈」(出典:桂川地蔵記(1416頃)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の経聖の言及 【納経】より …巡礼者がおこなう場合は,たとえば日本回国六十六部聖(ひじり)ならば,《法華経》六十六部(1部は8巻)を写経し,これを諸国一宮(いちのみや)に奉納して歩く。したがってこれを経聖(きようひじり)という。しかしのちにはこれを忘れて,西国三十三所観音霊場巡礼や四国八十八ヵ所観音霊場遍路のように,仏前で経巻を読誦することを納経というようになった。… ※「経聖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by