精選版 日本国語大辞典 「結上・掬上」の意味・読み・例文・類語 むすび‐あ・げる【結上・掬上】 〘他ガ下一〙 むすびあ・ぐ 〘他ガ下二〙① 結んで上へ上げる。髪を結んで結いあげる。※源氏(1001‐14頃)総角「むすびあげたるたたりの、簾垂のつまより木丁のほころびに透きてみえければ」② (掬上) 手のひらで水などを、すくいあげる。※万葉(8C後)一一・二七〇六「泊瀬川速み早瀬を結上(むすびあげ)て飽かずや妹と問ひし君はも」③ すっかり結んでしまう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報