続燈庵(読み)ぞくとうあん

日本歴史地名大系 「続燈庵」の解説

続燈庵
ぞくとうあん

三〇世大喜法欣塔所。山号万富山。貞治元年(一三六二)法欣が円覚寺に住した折、住房として創建されたらしい(空華集など)。天文二一年(一五五二)に坐禅窟のことで正続しようぞく院と争っている(同年九月九日「続燈庵塔主書状」県史三など)。永禄七年(一五六四)頃、古河公方足利義氏は当庵を祈願所とし、次いで古河こが(現茨城県古河市)の地一五貫文を寄進した(年未詳一〇月九日「足利義氏書状写」・永禄一〇年五月二一日「足利義氏朱印状写」県史三)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android