綛糸札(読み)かせいとさつ

精選版 日本国語大辞典 「綛糸札」の意味・読み・例文・類語

かせいと‐さつ【綛糸札】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、安政六年(一八五九)美濃国加納藩発行の紙幣同藩特産の傘製造に使われる綛糸の目方が「綛糸目方拾五匁」のように表面は示されていて、「銀一匁」として通用された。同藩の傘札とともに藩札中の異色として知られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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