網代守(読み)あじろもり

精選版 日本国語大辞典 「網代守」の意味・読み・例文・類語

あじろ‐もり【網代守】

  1. 〘 名詞 〙 夜、かがり火を焚(た)いて網代の番をする人。あじろびと。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「尽きせじな八十宇治川のあじろもりよる年波の日を数ふとも」(出典:壬二集(1237‐45))
    2. 「火の影や人にてすごき網代守」(出典:俳諧・初心もと柏(1717)冬)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android