網呑舟の魚を漏らす(読み)アミドンシュウノウオヲモラス

デジタル大辞泉 「網呑舟の魚を漏らす」の意味・読み・例文・類語

あみ呑舟どんしゅううおらす

《「史記」酷吏伝から》網の目が粗いために、舟をのむほどの大魚までも逃す。法律が大まかであるために大罪人を逃してしまうことのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「網呑舟の魚を漏らす」の意味・読み・例文・類語

あみ【網】 呑舟(どんしゅう)の魚(うお)を洩(も)らす

  1. ( 網の目があらいために、舟を呑(の)むほどの大魚までのがすの意から ) 法の規定が大まかなため、大罪人をのがしてしまうたとえ。〔史記‐酷吏列伝〕

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