網呑舟の魚を漏らす(読み)アミドンシュウノウオヲモラス

デジタル大辞泉 「網呑舟の魚を漏らす」の意味・読み・例文・類語

あみ呑舟どんしゅううおらす

《「史記」酷吏伝から》網の目が粗いために、舟をのむほどの大魚までも逃す。法律が大まかであるために大罪人を逃してしまうことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「網呑舟の魚を漏らす」の意味・読み・例文・類語

あみ【網】 呑舟(どんしゅう)の魚(うお)を洩(も)らす

  1. ( 網の目があらいために、舟を呑(の)むほどの大魚までのがすの意から ) 法の規定が大まかなため、大罪人をのがしてしまうたとえ。〔史記‐酷吏列伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android