デジタル大辞泉
「大魚」の意味・読み・例文・類語
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たい‐ぎょ【大魚】
〘名〙 (「だいぎょ」とも) 大きな魚。大鱗(たいりん)。
※
読本・
椿説弓張月(1807‐11)後「二百余人の軍兵ども、
水底に沈淪して、大魚
(タイギョ)の腹に葬らる」 〔
戦国策‐斉策〕
おうお おふを【大魚】
※
出雲風土記(733)
意宇「大魚
(おふを)のきだ衝き別けて、はたすすき穂振り別けて、
三身(みつみ)の綱うち挂
(か)けて」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
大魚 おおうお
「古事記」にみえる女性。
菟田首(うだのおびと)の娘。袁祁命(おけのみこと)(弘計(おけ)王。のちの顕宗(けんぞう)天皇)と平群(へぐり)氏の祖平群志毘(鮪)(しび)が妻にしようとして歌垣であらそった。夜を徹して歌をたたかわせた翌朝,袁祁命は軍をひきいて志毘を殺した。「日本書紀」では,鮪とあらそったのは皇太子時代の武烈天皇,女性は物部影媛(もののべの-かげひめ)。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例