精選版 日本国語大辞典 「大魚」の意味・読み・例文・類語 たい‐ぎょ【大魚】 〘 名詞 〙 ( 「だいぎょ」とも ) 大きな魚。大鱗(たいりん)。[初出の実例]「此の大魚を見て寄て魚の肉を切取て五人して食てけり」(出典:今昔物語集(1120頃か)五)「二百余人の軍兵ども、水底に沈淪して、大魚(タイギョ)の腹に葬らる」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)後)[その他の文献]〔戦国策‐斉策〕 おうおおふを【大魚】 〘 名詞 〙 ( 「おほうを」の変化した語 ) 大きな魚。→大魚(おうお)よし。[初出の実例]「大魚(おふを)のきだ衝き別けて、はたすすき穂振り別けて、三身(みつみ)の綱うち挂(か)けて」(出典:出雲風土記(733)意宇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大魚」の解説 大魚 おおうお 「古事記」にみえる女性。菟田首(うだのおびと)の娘。袁祁命(おけのみこと)(弘計(おけ)王。のちの顕宗(けんぞう)天皇)と平群(へぐり)氏の祖平群志毘(鮪)(しび)が妻にしようとして歌垣であらそった。夜を徹して歌をたたかわせた翌朝,袁祁命は軍をひきいて志毘を殺した。「日本書紀」では,鮪とあらそったのは皇太子時代の武烈天皇,女性は物部影媛(もののべの-かげひめ)。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例