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法律 ほうりつGesetz:law; loi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

法律
ほうりつ
Gesetz:law; loi

広く法一般をさす場合もあるが,重要なのは実質的意味と形式的意味の区別である。前者は,諸説分れるが,国民の権利義務に関する一般的法規範,すなわちいわゆる法規を意味するとされることが多い。後者は,近代諸国において議会によって制定され「法律」という名で公布される特定の国法形式を意味する。日本国憲法で法律という場合,多くは形式的意味で用いられている。前者は内容に着眼したものであり,後者は形式に着眼したものである。

法律
ほうりつ

ノモイ」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉の解説

ほう‐りつ【法律】

(ハフ‐)
㋐社会秩序を維持するために強制される規範。法。
国会議決を経て制定される法の一形式。
(ホフ‐)
仏陀の教えと定めたきまり。
㋑仏が制定した戒律小乗戒大乗戒などをいう。

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百科事典マイペディアの解説

法律【ほうりつ】

同義にも用いられるが,日本の成文法上は国会両院の議決で成立する法の形式をいう(憲法59条)。法律案の提案権は議員と内閣にある。衆議院で可決した法律案を参議院で否決した場合,および参議院が衆議院から法律案の送付を受け60日以内に議決しなかった場合は,衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再び可決すれば法律となる。
→関連項目最高裁判所法令立法

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とっさの日本語便利帳の解説

法律

法と同義の用法もあるが、一般には国会の議決を経て制定される国法の一つで、憲法・条約命令規則等と区別され、憲法、条約に次ぐ形式的効力を持つ。現行有効な法律は二〇〇二年四月一日現在で一七六五件。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうりつ【法律】

実質的意義では,ひろく法(law(英語),Recht(ドイツ語),droit(フランス語))一般と同じ意味で用いられる。法律哲学・法律解釈学など,法律を〈法〉と置き換えても意味の異ならない場合などがこの用法である。形式的意義では,国会の議決を経て制定される国法の一形式たる法律(statute(英語),Gesetz(ドイツ語),loi(フランス語))をさし,各種の国家制定法のなかで中心的位置を占めており,日本国憲法その他の法令で法律という場合はほとんどこの狭義で用いられている。

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大辞林 第三版の解説

ほうりつ【法律】

〔歴史的仮名遣い「はふりつ」〕
社会生活の秩序を維持するために、統治者や国家が定めて人民に強制する規範。法。
憲法に基づいて国家の立法機関により制定される成文法。
〔歴史的仮名遣い「ほふりつ」〕
仏の説いた教えと信者の守るべき規律。教えと戒律。 「仏の-を受け出家せんと思ふ/今昔 1
仏の説いた戒律。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

法律
ほうりつ

広義には法と同じに用いられる。狭義には国民代表機関の議決を経て成立する法形式をさす。国民の意思の表れとして、民主主義的法治国家におけるもっとも重要な法形式である。大日本帝国憲法においては貴族院、衆議院の議決と天皇の裁可によって成立した。日本国憲法においては、衆参両院の議決だけで成立する(59条1項)。ただし衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした法律案は、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再議したとき、法律となる(同2項)。成立した法律には主任の国務大臣が署名し、内閣総理大臣が連署し(74条)、天皇が公布する(7条1号)。法律の効力は、憲法以下、政令、最高裁判所規則、条例以上であり、また条約以下とするのが通説である。憲法違反の法律については、最高裁判所の違憲立法審査権の対象となる。[長尾龍一]

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世界大百科事典内の法律の言及

【法則】より

…ヨーロッパの伝統のなかでは,その基盤が神にゆだねられていたことは,ヨーロッパ語で〈法則〉を表す語が,どれも受動態で〈(秩序正しく)置かれたもの〉という原義をもち,それゆえ,能動者としての神がその背後に前提されている事実からも明瞭である。ちなみに,日本語では人間を律する秩序としての〈法律〉と人間以外のものを律する秩序としての〈法則〉は区別されるが,ヨーロッパ語では通常この区別はない。 ヨーロッパの歴史のなかでは,神が被造物の世界に“置いた”秩序を追究することを通じて,人間は,神の計画や意志を知ろうとする,という構造が生じたことは見逃せない特徴である。…

※「法律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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