ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「綿花地帯」の意味・わかりやすい解説 綿花地帯めんかちたいCotton Belt アメリカ合衆国南部のワタ栽培地域の呼称。時代によりその範囲は多少異なるが,最近は西はオクラホマ州,東はノースカロライナ州を結ぶ線以南をいう。この地帯はワタ栽培に適した開花前の高温多雨,開花後の乾繰日照の気候条件に恵まれている。ワタ栽培 (アメリカでは 99%が陸島綿) は,かつて多量の黒人奴隷を使った大規模な単一耕作によるプランテーションが営まれていた。奴隷解放 (1863) 以後はシェア=クロッパー制と呼ばれる小作制度が行われていた。 1929年の恐慌以後はタバコ栽培や牧畜などを取入れて多角化し,最近では機械化が進んでいる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「綿花地帯」の意味・わかりやすい解説 綿花地帯めんかちたい →コットンベルト 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by