総ばらし採炭(読み)そうばらしさいたん(その他表記)caving long-wall system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「総ばらし採炭」の意味・わかりやすい解説

総ばらし採炭
そうばらしさいたん
caving long-wall system

採掘跡の天盤総ばらし (崩落) する長壁式採炭法。長壁式切羽の採掘跡には,従前はなんらかの充填が行われていたが,鉄柱,カッペが用いられるようになってからは,採掘跡の肩深 (かたふけ。上下端) にわずかの帯状充填を施すだけでその他は無充填とし,天井を自然あるいは人為的に崩落させる採掘跡処理法が広く用いられるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む