総箙(読み)そうえびら

精選版 日本国語大辞典 「総箙」の意味・読み・例文・類語

そう‐えびら【総箙・惣箙】

  1. 〘 名詞 〙 近衛府で随身用として配備してある箙。葛箙(つづらえびら)の類で、公卿の家で備え付ける猪逆顔(ししさかつら)の箙に対していう。
    1. [初出の実例]「近衛殿少将拝賀事、被人々、随身箙者、諸衛惣箙也」(出典:後照念院殿装束抄(1327頃か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android