練り出づ(読み)ネリイズ

デジタル大辞泉 「練り出づ」の意味・読み・例文・類語

ねり‐い・ず〔‐いづ〕【練り出づ/×邌り出づ】

[動ダ下二]ゆっくりと歩み出る。静かに歩み出る。
横座の鬼の前に―・でて、くどくめり」〈宇治拾遺・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「練り出づ」の意味・読み・例文・類語

ねり‐い・ず‥いづ【練出・邌出】

  1. 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙 ゆっくりと歩み出る。おもむろに歩いて出てくる。しずかに歩み出る。
    1. [初出の実例]「れいよりもさうぞくうるはしくして、さくとりくびりてぞねりいでにたりし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)

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