練馬だいこん

デジタル大辞泉プラス 「練馬だいこん」の解説

練馬だいこん

東京都練馬区で生産されるダイコン。江戸時代中期に尾張地方の「方領(ほうりょう)大根」を導入したのが、当地での大根栽培の始まりとされる。丸尻、長尻など数種の品種があり、多品種との交雑により発生した種もあわせ「練馬群」とする。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の練馬だいこんの言及

【近郊農業】より

…すなわち自由式は,都市から有機質肥料を入手することができるため,地力維持のための輪作や養畜にとらわれる必要がなく,また農産物の運搬も容易でかつ費用がほとんどかからないため,作物の選択が自由にできる地域という意味である。日本でも1960年ごろまでは,都市からの人糞尿等の確保と出荷の便による鮮度の高さの二つの要因を主とした近郊野菜地帯が,各地に形成されていた(たとえば東京都練馬区の練馬ダイコン)。また都市の残飯による養豚や粕類による酪農も多かった。…

【練馬】より

…明治以後は大部分が東京府北豊島郡に属し,1947年東京都板橋区から分離して練馬区が成立。武蔵野台地上に位置し,第2次大戦前は麦類や野菜類を産する畑地がほとんどで,とくに良質の練馬ダイコンの産地として知られた。戦時中から都市化が進んで人口が急増し,現在では区部人口63万5746(1995)を数える。…

※「練馬だいこん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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