長尻(読み)ナガジリ

デジタル大辞泉 「長尻」の意味・読み・例文・類語

なが‐じり【長尻】

他人の家などで、座り込んでなかなか帰らないこと。ながっちり。「いつも長尻の人」

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精選版 日本国語大辞典 「長尻」の意味・読み・例文・類語

なが‐じり【長尻】

  1. 〘 名詞 〙 人を訪ねて長時間すわり込んでなかなか帰らないこと。長い間、同じところにいること。また、その人。長座長居。ながっちり。
    1. [初出の実例]「長尻(ナガジリ)もよしや秋まで飛蛍〈重供〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)

ながっ‐ちり【長尻】

  1. 〘 名詞 〙 「ながじり(長尻)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「気がせいたけれど、礼者が永尻(ナガッチリ)で、ヤット今来ました」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)

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