(読み)すがる

精選版 日本国語大辞典 「縋」の意味・読み・例文・類語

すが・る【縋】

〘自ラ五(四)〙
① 頼みとしてとりつく。しっかりとつかまる。しがみつく。
※観智院本三宝絵(984)上「手を以て斤(はかり)の緒に須加利(スカリ)て力を発して強て登り給に」
平家(13C前)七「袖にすがって、都には父もなし、母もなし」
② たよりにする。たよる。
愚管抄(1220)七「さしつめてこの将軍がことを申やうなるは、かかることの当時あれば、それにすがりて申ばかり也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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