罔象女(読み)みずはのめ

精選版 日本国語大辞典 「罔象女」の意味・読み・例文・類語

みずは‐の‐めみづは‥【罔象女】

  1. 伊邪那美命が産んだ水の神。その尿から生まれたという。みずはのめのかみ。
    1. [初出の実例]「臥(ふ)しながら土(つち)の神埴山姫(はにやまひめ)、及び、水(みつ)の神罔象女(ミツハノメ)を生む」(出典日本書紀(720)神代上〈兼方本訓〉)

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関連語 みつ 実例 初出

世界大百科事典(旧版)内の罔象女の言及

【井戸】より

…井戸には井(戸)神,水神の信仰が伴って,民俗信仰を形成している。記紀では,水神を,罔象女(みつはのめ)と記し,井神は〈御井の神〉または〈木の俣(また)の神〉などともいって,別個の神格としている。井神も広い意味での水神に属するだろうが,井戸という限定された場所の守護霊としての位置が特徴となっている。…

※「罔象女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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