伊邪那美命(読み)いざなみのみこと

精選版 日本国語大辞典 「伊邪那美命」の意味・読み・例文・類語

いざなみ‐の‐みこと【伊邪那美命・伊弉冉尊】

  1. 記紀などに見える神。伊邪那岐命とともに国生みを行なった女神神代七代最後の神。「古事記」では火の神迦具土神(かぐつちのかみ)を生んだとき火傷して死に、黄泉国(よもつくに)の神となった。しかし、「日本書紀」では死は語られず、伊弉諾尊とともに日神月神素戔嗚尊を生んだとされる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の伊邪那美命の言及

【伊弉諾尊・伊弉冉尊】より

…日本神話にあらわれる神の名。《古事記》では伊邪那岐命・伊邪那美命などと記す。この男女2神は記紀神話において,天津神(あまつかみ)の命により創造活動のほとんどすべてを行い,《古事記》,および《日本書紀》の一書によれば,最後には黄泉国(よみのくに)との境において対立し,男神は人間の生をつかさどる神として,女神は人間の死をつかさどる冥界の神として互いに絶縁する。…

※「伊邪那美命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む