置き積む(読み)おきつむ

精選版 日本国語大辞典 「置き積む」の意味・読み・例文・類語

おき‐つ・む【置積】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 置き重なって積もる。
    1. [初出の実例]「秋の野にいかなる露のをきつめばちぢの草葉の色かはるらん〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)秋下・三七〇)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 置いて積み重ねる。たくさん積む。
    1. [初出の実例]「かずかずになきものぐさををきつめば露さへもらずくずのうらばに」(出典:大斎院御集(11C初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android