精選版 日本国語大辞典 「置扇」の意味・読み・例文・類語
おき‐おうぎ‥あふぎ【置扇】
- 〘 名詞 〙
- ① 宿を出発する時に、宿への礼に扇を残して置くこと。また、その扇。
- [初出の実例]「高野の麓惣箔の露〈西鶴〉 置扇檀那めくりをこころさし〈友雪〉」(出典:俳諧・両吟一日千句(1679)二)
- ② 秋になって使用しなくなり、放置しておく扇。捨て扇。《 季語・秋 》
- [初出の実例]「コスモスの四窓の秋や置扇」(出典:山廬集(1932)〈飯田蛇笏〉)
1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...