羽振る(読み)ハフル

デジタル大辞泉 「羽振る」の意味・読み・例文・類語

は‐ふ・る【羽振る/×翥る】

[動ラ四]鳥が羽を振る。はばたく。
「空にあがりて、東を指して―・りいぬ」〈霊異記・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「羽振る」の意味・読み・例文・類語

は‐ふ・る【羽振・&JISF7FB;】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 鳥が勢いよく飛びあがる。とびかける。はつつ。はばたく。→朝はふる夕はふる
    1. [初出の実例]「嬰児の女有り。中庭に匍匐ふを、鷲擒(と)りて空に騰りて、東を指して翥(ハフ)り〈国会図書館本訓釈 翥 波不利 又云加介利伊久〉」(出典日本霊異記(810‐824)上)

羽振るの補助注記

→「はふる(放)」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android