羽落(読み)はおち

精選版 日本国語大辞典 「羽落」の意味・読み・例文・類語

は‐おち【羽落】

  1. 〘 名詞 〙 茶道で、茶釜の腰の部分に付いている煙返しを打ち欠いたような形になっていること。また、そのような茶釜。羽打ち。〔松屋会記‐久政茶会記・文祿二年(1593)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の羽落の言及

【辻与次郎】より

…利休好みの阿弥陀堂釜,雲竜釜,四方釜などを製作し,秀吉から天下一の称号を与えられた。道仁とともに京釜を代表する釜師で,故意に釜の羽を欠いて風情をつける羽落(はおち)や,鋳上がった釜を炭火中で焼き,一皮むいて仕上げる焼抜きの技法は与次郎の創始によるものである。在銘の真作とされる釜は現存しないが,無銘で与次郎作と極められたものは少なくない。…

※「羽落」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む