習宜別業(読み)すげのべつぎよう

日本歴史地名大系 「習宜別業」の解説

習宜別業
すげのべつぎよう

[現在地名]奈良市西大寺宝ヶ丘付近

藤原武智麻呂伝」に「至于季秋、毎与文人才子、集習宜之別業、申文会也、時之学者、競欲預座、名曰竜門点額也」と記された藤原武智麻呂の山荘。所在地は不明であるが、法隆寺伽藍縁起並流記資財帳に「添下郡菅原郷深川栗林一地、東限道 南限百姓家習宜池 西北限百姓田」、西大寺田園目録に「添下郡右京西大寺西山内一段字スケノ池、但池ハ今田也、石塔院ノ西谷也」とみえることから、西大寺奥院の北北西二〇〇メートルの称徳天皇山荘跡と伝える庭園遺跡辺りに比定する説がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む