老の繰り言(読み)おいのくりごと

精選版 日本国語大辞典 「老の繰り言」の意味・読み・例文・類語

おい【老】 の 繰(く)り言(ごと)

  1. 老人が、言っても益のない愚痴をくどくどと繰り返して言うこと。〔俳諧・毛吹草(1638)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「老の繰り言」の解説

老いの繰り言

老人が、言っても益のない愚痴をくどくどと繰り返して言うこと。老人の愚痴。

[使用例] わしは、なくなったお母さんと二人分、気をもんでいるのだ。それを、あの子に知ってもらいたかったのです。あの子は、それさえ覚えていたら、それを覚えている限りは、ああ、わしは、同じことばかり言っている。老いの繰り言というやつだ[太宰治*新ハムレット|1941]

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android