デジタル大辞泉 「限り」の意味・読み・例文・類語
かぎり【限り】
2 (活用語の連体形や名詞に直接、または名詞に「の」の付いた形に付く。副詞的にも用いる)ある範囲・制限の内にあることを表す。
㋐その範囲の内。あいだ。「私の聞いた
㋑その制限の内。「本日
㋒その範囲内すべて。全部。「見渡す
㋓そのことの限度いっぱい。限界まで。「力の
3 (接続助詞的に用いて)…するあいだは。…である以上は。…するからには。「君がここにいる
4 命が絶える時。臨終。
「国に行き着きければ、―なる様になりにけり」〈今昔・三一・二八〉
5 葬式。野辺送り。
「―の有様さへはかなげにて、煙も多くむすぼほれ給はずなりぬるも」〈源・総角〉
6 特定の場合・物事を限定していう。だけ。
「牛の―引き出でて
7 さだめ。きまり。規則。
「祭りのほど、―ある公事に添ふこと多く」〈源・葵〉
[下接語]有らん限り・有る限り・命限り・命の限り・お見限り・
[類語](1)果て・果てし・きり・際限・最後・限界・限度・極限・最大限・手一杯・目一杯・頭打ち・