聞き紛はす(読み)キキマガワス

デジタル大辞泉 「聞き紛はす」の意味・読み・例文・類語

きき‐まがわ・す〔‐まがはす〕【聞き紛はす】

[動サ四]異なる音が入りまじって、聞いても区別がつかないようにさせる。
「(読経ノ声ト)例の絶えせぬ水の音なむ、夜もすがら―・さる」〈紫式部日記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聞き紛はす」の意味・読み・例文・類語

きき‐まがわ・す‥まがはす【聞紛】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 異なるものの音が入りまじって、聞き違えさせる。
    1. [初出の実例]「やうやう涼しき風のけはひに、例の絶えせぬ水のおとなむ、夜もすがらききまがはさる」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年秋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む