聞損(読み)ききそこなう

精選版 日本国語大辞典 「聞損」の意味・読み・例文・類語

きき‐そこな・う ‥そこなふ【聞損】

〘他ワ五(ハ四)〙
① まちがえて聞く。聞きあやまる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
咄本・軽口御前男(1703)四「あれは犬が聞(キキ)そこなふたのじゃ」
② 聞く機会を逃がす。

きき‐そこない ‥そこなひ【聞損】

〘名〙 (「ききぞこない」とも) 聞きそこなうこと。聞きあやまり。聞きちがい。
※天理本狂言・張蛸(室町末‐近世初)「それわそなたのききそこなひじゃ」

きき‐ぞん【聞損】

〘名〙 聞いてかえって損をすること。聞いてもかいのないこと。⇔聞き得

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「聞損」の意味・読み・例文・類語

きき‐ぞん【聞(き)損】

聞いても得にならないこと。聞くだけ損になること。⇔聞き得

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android