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肌焼鋼 はだやきこうcase-hardening steel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

肌焼鋼
はだやきこう
case-hardening steel

特別な鋼種の名称ではなく,浸炭表面硬化に適する構造用鋼の総称。炭素含量を 0.20%以下の程度に押えて浸炭しやすくし,内部は低炭素で粘靭性を保つのがねらいで,炭素鋼低合金鋼もある。炭素含量の高い鋼に浸炭する場合はあらかじめ酸化鉄粉 (鉄鉱石ミルスケールなど) で包んで加熱し脱炭しておかなければならない。

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世界大百科事典 第2版の解説

はだやきこう【肌焼鋼 surface‐hardened steel】

表面に熱処理や化成処理をして硬化層を生成させるための鋼。強度と靱性(じんせい)とはしばしば矛盾した関係になることが多い。つまり,歯車,軸などの機械部品は,表面がとくに硬くて耐摩耗性が大きく,芯部は粘さをもち衝撃的荷重に耐えられる性質が要求される。このために肌焼という表面硬化処理や部分焼入れが行われる。硬化法としては焼入れ・焼戻し浸炭窒化などの表面化成処理がある。また表面を浸炭したのち焼入れ・焼戻しを行う複合処理もある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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