肝膾(読み)キモナマス

デジタル大辞泉 「肝膾」の意味・読み・例文・類語

きも‐なます【肝×膾】

肝を切り刻んでなますにすること。また、そのなます。
「わが心にかなはば、用ひん。かなはずは、―につくらん」〈宇治拾遺・一五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「肝膾」の意味・読み・例文・類語

きも‐なます【肝膾】

  1. 〘 名詞 〙 肝をなますにつくること。また、そのもの。転じて、内臓を切り刻むこと。
    1. [初出の実例]「わが心にかなはば用ひん。かなはずは、きもなますにつくらん」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android