肥前国絵図(読み)ひぜんのくにえず

日本歴史地名大系 「肥前国絵図」の解説

肥前国絵図(慶長国絵図)
ひぜんのくにえず

二三四×二四九センチ

成立 慶長一四年頃か

写本 鍋島報效会

解説 裏書に慶長年中肥前国絵図とあり、延宝八年写のものを天保八年に写したものという。松浦史料博物館蔵の松浦家本は二六〇×二九三センチで、壱岐国を含む。


肥前国絵図(正保国絵図)
ひぜんのくにえず

四九六×四三五センチ

成立 正保四年頃か

写本 鍋島報效会

解説 絵図の左下隅に「正保四年丁亥肥前一国絵図 鍋島信濃守」とあり、正保国絵図の控図と考えられる。長崎図書館蔵の正保国絵図は四七〇×四一六センチ。


肥前国絵図(元禄国絵図)
ひぜんのくにえず

五一三×七〇〇センチ

成立 元禄一四年

写本 鍋島報效会

解説 絵図の左下隅に「肥前国高都合并郡色分目録」として諸郡の都合高・村数を記す。長崎図書館の絵図は六七五×五三六センチ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む