胡蝶園若菜(読み)コチョウエン ワカナ

20世紀日本人名事典 「胡蝶園若菜」の解説

胡蝶園 若菜
コチョウエン ワカナ

明治・大正期の戯作者



生年
安政1年(1855年)

没年
大正7(1918)年5月25日

出生地
千葉県長生郡長南町佐坪

本名
若菜 貞爾

別名
別号=夢想楼,蝶々子,幻夢居士

経歴
上京後神田区役所吏員を経て仮名垣魯文門下となり、明治11年仮名読新聞記者。13年魁新聞に移り小説「月下氷人露糸萩」や花柳情話、演劇などを執筆。のち東京に戻り「自由燈」に「今浄海六波羅譚」その他を執筆。東京朝日新聞に創刊から7年軟派主任として在社した後、28年退社。放浪生活をおくり晩年は精神異常となり、精神病院にて死去

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android