胸に一物(読み)ムネニイチモツ

デジタル大辞泉 「胸に一物」の意味・読み・例文・類語

むね一物いちもつ

口には出さないが心の中にたくらみを抱くこと。「胸に一物ありそうなつら構え」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胸に一物」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 に 一物(いちもつ)

  1. 心中にわだかまりがあること。また、心の中にひそかに期するところがあること。
    1. [初出の実例]「ドレ小家へいて一休みと、ふりかたげたる鉄砲も、胸に一物有明の、月もる臥所へ行く水の」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)四)

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