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胸中丘壑(読み)きょうちゅうきゅうがく(英語表記)xiōng zhōng qiū hè

世界大百科事典 第2版の解説

きょうちゅうきゅうがく【胸中丘壑 xiōng zhōng qiū hè】

中国,宋代の蘇軾(そしよく)の画に題した黄庭堅の詩,《子瞻(しせん)の枯木に題す》(《山谷内集》巻九)の〈胸中もとより自ら丘壑有り〉という句からきた成語。身を俗塵の外に置くという意の〈一丘一壑〉(《晋書》謝鯤(しやこん)伝)あるいは〈丘壑〉を換骨奪胎し内面化するとともに,文人墨戯の理想を鮮明なイメージに託して示すもの。〈胸有丘壑(むねにきゆうがくあり)〉ともいい,見識の高さを表す成語としても用いられる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の胸中丘壑の言及

【山水】より

…次いで南朝の宋に入って老荘の哲学が退潮し,その母体となった山水が文学的に豊かに表現されると,宗炳(そうへい)が〈画山水記〉で神仙の眼を借りた写実的な山水表現の方法を示した。唐になると旅行の山水(蜀道山水)が,宋には居住山水(胸中丘壑)が,それぞれ中世末と近世の自然観を示している。しかし《林泉高致》にもなお共工が地を傾けた神話や盤古の屍体化生説話の余映がみられ,山水における実体的志向を支えている。…

※「胸中丘壑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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