丘壑(読み)キュウガク

デジタル大辞泉 「丘壑」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐がく〔キウ‐〕【丘×壑】

おかと谷。
隠者の住む所。

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精選版 日本国語大辞典 「丘壑」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐がくキウ‥【丘壑】

  1. 〘 名詞 〙 おかと谷。転じて隠者のすまい。また、隠者となること、隠者としての心の楽しみをいう。
    1. [初出の実例]「擅風情於煙霞。蔵山智於丘壑」(出典本朝文粋(1060頃)七・奉菅右相府書〈三善清行〉)
    2. 「杯を挙げて天を睨し、将た情を丘壑(キウガク)に寄せて其閑静を楽むものの如きは」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上)
    3. [その他の文献]〔謝霊運‐斉中読書詩〕

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普及版 字通 「丘壑」の読み・字形・画数・意味

【丘壑】きゆう(きう)がく

おかとたに。また、隠棲の地。〔晋書、謝安伝〕安、を丘壑に放(ほしいまま)にすと雖も、然れども游賞するに、必ず妓女を以て從ふ。

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