胸分く(読み)ムナワク

デジタル大辞泉 「胸分く」の意味・読み・例文・類語

むな‐わ・く【胸分く】

[動カ下二]鹿などが草木を胸で押し分けて行く。
「ますらをの呼び立てしかばさ雄鹿をしかの―・け行かむ秋野萩原」〈・四三二〇〉

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関連語 実例 初出 大夫

精選版 日本国語大辞典 「胸分く」の意味・読み・例文・類語

むな‐わ・く【胸分】

  1. 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 鹿などが、草を胸で押し分ける。
    1. [初出の実例]「大夫(ますらを)の呼びたてしかばさを鹿の牟奈和気(ムナワケ)ゆかむ秋の萩原」(出典万葉集(8C後)二〇・四三二〇)

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