デジタル大辞泉
「萩原」の意味・読み・例文・類語
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はぎ‐はら【萩原】
- 〘 名詞 〙 ( 「はぎわら」とも ) 萩の生い茂っている原。《 季語・秋 》
- [初出の実例]「ますらをの呼びたてしかばさを鹿の胸分けゆかむ秋の波疑波良(ハギハラ)」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三二〇)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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萩原
はぎわら
「はぎはら」ともいう。岐阜県中東部、益田郡(ましたぐん)にあった旧町名(萩原町(ちょう))。現在は下呂(げろ)市の北部中央を占める一地域。1897年(明治30)町制施行。1956年(昭和31)川西、山之口の2村を編入。2004年(平成16)小坂(おさか)、下呂、金山(かなやま)の3町および馬瀬(まぜ)村と合併、市制施行して下呂市となる。旧萩原町は、南飛騨(ひだ)の商業、文化などの中心地であった。阿寺断層北端部の断層谷を南東流する益田川(飛騨川)沿いに、耕地が比較的広く開けており、歴史も古い。かつてはクワの栽培、養蚕が盛んであったが、近年、農業ではトマトなどの栽培が伸びている。畜産が盛んで、飛騨牛の生産は県下有数である。JR高山本線、国道41号、257号が通じる。中心地区萩原の北、上呂(じょうろ)の久津八幡(くづはちまん)宮は南飛騨の総鎮守であり、本殿は室町時代、拝殿は桃山時代の建造物で、ともに国指定重要文化財である。また、境内には樹齢1200年以上といわれる夫婦(めおと)スギがあり、国指定の天然記念物である。中呂(ちゅうろ)の禅昌(ぜんしょう)寺の大スギも国の天然記念物。
[上島正徳]
『『萩原町誌』(1962・萩原町)』▽『『萩原町史』全4巻5冊(1987~2003・萩原町)』
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萩原[町]【はぎわら】
岐阜県中部,益田(ました)郡の旧町。益田川流域にあり,大半は山林。主集落萩原は飛騨(益田)街道の宿場町として発達,飛騨地方南部の中心で,林業が盛ん。高山本線が通じる。禅昌寺の大スギ(天然記念物)がある。2004年3月益田郡小坂町,下呂町,金山町,馬瀬村と合併し,下呂市となる。143.15km2。1万1826人(2003)。
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萩原
はぎわら
岐阜県中東部,飛騨川上流域にある地区。旧町名。 1897年町制。 1956年川西,山之口の2村と合体。 2004年3月下呂町はじめ3町1村と合併し,下呂市となった。区域は飛騨川の谷底平野にあり,林業を中心に米作,畜産などが行なわれる。県立水産試験場が設置され,渓流を利用した養殖淡水漁業が観光を兼ねて発達。久津八幡宮 (本殿,拝殿はともに重要文化財) 境内の夫婦スギ,禅昌寺の大スギはともに天然記念物。区域の一部は位山舟山県立自然公園に属する。川沿いを JR高山本線,国道 41号線が通る。
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