胸焦がる(読み)ムネコガル

デジタル大辞泉 「胸焦がる」の意味・読み・例文・類語

むねが・る

苦しみもだえて胸が熱くなるように感じる。
「をりをり人やりならぬ―・るる夕べもあらむと」〈帚木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胸焦がる」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 焦(こ)がる

  1. 心の中で苦悶(くもん)する。心でもだえ苦しんで胸が熱くなるように感じる。
    1. [初出の実例]「かれはた、えしも思ひ離れず、折々人やりならぬむねこがるる夕もあらむと覚え侍り」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

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