六訂版 家庭医学大全科 「胸腔ドレナージ」の解説
胸腔ドレナージ
(外傷)
気胸、開放性気胸、緊張性気胸、
チューブは通常、第5~6肋間の前~中腋下線から挿入します。胸腔内は、常に陰圧(外界よりも低い)を保っていなければ呼吸障害が現れるので、チューブの端は接続管をへて低圧持続吸引器に接続し、マイナス5~20㎝H2Oの陰圧で吸引します。
チューブを挿入したら、空気漏出と血液流出の状態を経時的にチェックし、胸部X線撮影で胸腔内の変化を観察します。その結果、必要があれば、緊急開胸手術を行います。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報