コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

脂下がる やにさがる

大辞林 第三版の解説

やにさがる【脂下がる】

( 動五[四] )
雁首を上に向けて、反り気味にキセルをくわえる。 「半分灰になつた紙莨を-・りながら/社会百面相 魯庵
得意になってにやにやする。気取る。 「女性に囲まれて-・っている」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

脂下がる
やにさがる

くわえたきせるの雁首(がんくび)を上にあげてたばこを吸うこと。こうしてたばこを吸うと、雁首にたまったたばこの脂が、羅宇(らお)を通って吸い口に下がってくるところからこのようにいう。雁首を目の前に持ち上げ、片肘(ひじ)を張ってきせるをくわえる動作が、いかにももったいぶって気どった構えであることより、得意然とした高慢な態度、あるいは、さもわけありげな態度をとることをいったが、現在では、いい気分になってにやにやすることを形容していう。[棚橋正博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

脂下がるの関連キーワード女性魯庵

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android