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脂肪吸引法 しぼうきゅういんほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

脂肪吸引法
しぼうきゅういんほう

皮下の余分な脂肪を,先が丸く,かつ先に穴のある細いカニューレで脂肪を砕きながら吸い出す方法。ある程度太い血管や神経は通常保存されるため皮下は一見鍾乳洞のような感じになる。また,脂肪を峰の巣状に適当に間引くので Honeycomb pattern法ともいわれる。その利点としては,大きな傷跡が残らない,回復が早い,また成人においてはいったん除去された脂肪が増えることはないので一般の痩身法のような戻り現象は起こらない,などがあげられるが,根本的な肥満の治療法ではない。したがって,体形はある程度改善できても腹腔内の肥満や肥満から合併する種々の病気の予防法にはならない。適応範囲は,皮下脂肪が余分に沈着する可能性のある全身に及ぶが,1回の吸引治療の限界は 2000mlといわれている。全吸引量が 500mlを超えるときは輸液を,また 1500mlを超えることが予想される場合には自己血輸血を行なう必要がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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