脊髄視床路(読み)せきずいししょうろ(その他表記)spinothalamic tract

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脊髄視床路」の意味・わかりやすい解説

脊髄視床路
せきずいししょうろ
spinothalamic tract

脊髄神経に接続する皮膚感覚路の一つ。発生学的に古い伝導路で,皮膚感覚のなかでも痛覚,温度覚,触覚および圧覚などの原始感覚を伝達するといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の脊髄視床路の言及

【脊髄】より

…おもなものに次の三つがある。(1)脊髄視床路 これは皮膚からの温度や痛みの感覚(温覚や痛覚),触覚,圧覚を伝える経路である。これらの感覚は後根繊維により,後角の1層,4層および5層の細胞に伝達される。…

※「脊髄視床路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む