脊髄視床路(読み)せきずいししょうろ(その他表記)spinothalamic tract

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脊髄視床路」の意味・わかりやすい解説

脊髄視床路
せきずいししょうろ
spinothalamic tract

脊髄神経に接続する皮膚感覚路の一つ。発生学的に古い伝導路で,皮膚感覚のなかでも痛覚,温度覚,触覚および圧覚などの原始感覚を伝達するといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の脊髄視床路の言及

【脊髄】より

…おもなものに次の三つがある。(1)脊髄視床路 これは皮膚からの温度や痛みの感覚(温覚や痛覚),触覚,圧覚を伝える経路である。これらの感覚は後根繊維により,後角の1層,4層および5層の細胞に伝達される。…

※「脊髄視床路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む