脊髄視床路(読み)せきずいししょうろ(その他表記)spinothalamic tract

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脊髄視床路」の意味・わかりやすい解説

脊髄視床路
せきずいししょうろ
spinothalamic tract

脊髄神経に接続する皮膚感覚路の一つ。発生学的に古い伝導路で,皮膚感覚のなかでも痛覚,温度覚,触覚および圧覚などの原始感覚を伝達するといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の脊髄視床路の言及

【脊髄】より

…おもなものに次の三つがある。(1)脊髄視床路 これは皮膚からの温度や痛みの感覚(温覚や痛覚),触覚,圧覚を伝える経路である。これらの感覚は後根繊維により,後角の1層,4層および5層の細胞に伝達される。…

※「脊髄視床路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む