コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

圧覚 あっかくpressure sensation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

圧覚
あっかく
pressure sensation

皮膚面に変形やひずみが加えられたときに生じる感覚。身体の表面に定位され,重々しく,固く押しつけられるような感じを特徴とする。皮膚粘膜の表面で起る感覚を触覚,その深部に起るものを圧覚として両者を区別することもあるが,両者を一括して広義の触覚と呼ぶことも少くない。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

あっ‐かく【圧覚】

皮膚感覚の一つで、触点外部からやや強く刺激されると感じる圧迫感。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

あっかく【圧覚】

皮膚感覚の一。皮膚その他身体の一部が押されたり引っぱられたりした時に生じる感覚。狭義には皮膚深く感じられる場合を圧覚といい、皮膚表面で感じられる場合を触覚として区別する。皮膚に分布する圧点が感覚の受容器。 → 触覚

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

圧覚
あっかく

生体の体表あるいは深部に加えられた圧刺激によっておこる感覚をいう。触覚や振動感覚と同一次元の動き受容感覚であって、機械的刺激によって生体組織に変形やゆがみなど、いわゆる組織に動きが生ずるときにおこる感覚のうち、順応が遅いものである。
 圧覚を感ずる場所は体表上に圧点として点状に分布しており、圧覚の受容器は、近年ではいろいろな形状をした神経終末と考えられている。圧刺激情報は末梢(まっしょう)ではAβ繊維によって伝えられる。しかし、そのほかにAδ繊維やC繊維によっても伝えられるという学者もいる。脊髄(せきずい)では前外側索と後索を上行し(ただし、前外側索のうち腹側脊髄視床路を上行するという説をとる学者もいる)、視床の特殊感覚中継核を経て大脳皮質体性感覚野(中心後回)に達している。前外側索を上行する圧覚情報は大ざっぱな情報であるのに対し、後索を上行する圧覚情報は圧刺激に関する詳細な情報、すなわち、圧刺激の加えられた部位と、その広がり、あるいは圧刺激の強さなどを伝えるとされている。[市岡正道]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の圧覚の言及

【触覚】より

…19世紀に触,温,冷,痛覚に対応する感覚点sense spotが発見され,以来触覚が温,冷,痛の諸感覚からより明確に分離されるようになった。
[触覚と刺激]
 変形が1回かぎりであればそれは軽い一過性の接触の感じをおこすが,これがある頻度(10回/秒以上)で繰り返されると振動感覚vibrationを生じ,変形が一定時間以上持続するときには圧覚pressureを生じる。接触の感じは,局所的な圧迫によって皮膚がへこんだときおこるほか,たとえば皮膚に接着した物体を介して皮膚が軽くひっぱり上げられても生じる。…

※「圧覚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

圧覚の関連キーワードファーテル=パチニ小体ウェーバーの法則解離性感覚脱失効果器センサ触覚センサ圧覚センサ脊髄視床路位置感覚体性感覚物理感覚皮膚反射層板小体身体感覚あんま感覚野受容器触覚器味覚大脳脊髄

今日のキーワード

分水嶺

1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

圧覚の関連情報